こんにちは、TRUSTです。
12月もあっという間に10日が過ぎました。
二週間後はクリスマスですね。
あと20日で今年が終わる感じが全くしない今日この頃です。
そんな中ではございますが、本日もご来店いただきましたお客様
誠にありがとうございました。
今日は、珍しいオメガの修理をご紹介します。

オメガスピードマスター手巻き 4thモデル です。
この個体の希少なポイントは、セントラル・ボワテ(CB=Centrale Boites)製ケースです。
CBケースはラグの内側にもファセット(面)があり、側面のヘアラインが細くポリッシュ面が広くなっています。
そのことからHFケースと比べると大きく見え、高い人気を誇っています。
オーナー様曰く、フルオリジナルとの事です。
ベルトはキャタピラブレスが付いてました。
お預かり時点では2時位置のプッシャーが固着している状態でした…
できる限りプッシャー交換無しで修理をご希望されておりましたので
今回はなんとか修理で大丈夫でした。もし、交換ならオリジナルですと
パーツだけで10万以上します…

分解した状態です。
搭載のムーブメントは、初代から第四世代まで使われていた手巻きクロノグラフの名機「Cal.321」。
その後のCal.861と比べると前後で価値が大きく違ってきます。
今回は、部品交換無しのオーバーホールで修理させていただきました。
オーナー様が将来的には売却をお考えとの事で、どうですか?とお話しいただきました。
個人的には是が非でも欲しいのですが金額が金額なだけに…
他にも凄い物をいろいろ所有されているみたいで羨ましい限りです!
本日、お引き取りにご来店いただきました!
S様 有難うございました。

