こんにちは、TRUSTです。
先程からすごい雨が降ってきましたね。
先日、嫁さんのママ友さんから開店祝いをいただきました!
無垢の素材でずっしりとした重みでお店に合ったいい雰囲気のテープカッター
です。お店の名前まで入れていただき感謝、感激です!
早速使わせていただいております~有難うございました。
さて本日、ご紹介する時計は5月の末頃に時刻合わせが出来ない状態だという事で
お預かりさせていただきました。
部品を別作しておりましたのでお時間がかかりましたがやっと完成しました!予め
古いモデルなので、もし部品交換が必要な場合は部品入手が厳しい為、修理不可で
ご返却させていただく事になる旨をお伝えさせていただいておりました。
拝見させていただき、ウラオサエの交換が必要だと判りましたがやはり部品入手が
困難な為、お客様にご連絡したところ部品が作れるならオリジナルにこだわらないとの
事でしたので部品を探すのをやめて、別作させていただきました。
当店の職人は部品作製も可能ですが、今回は5個目にしてやっと成功したそうです。
時計好きなら憧れのパテックフィリップカラトラバです。
Ref.96(通称クンロク)と呼ばれている、現在のパテックの基準と
されているモデルで1937年~1971年頃まで続いたモデルですね。
ケースサイズも30㎜と小さく感じますが、実物だとその存在感で
それ以上のサイズに感じられます。スーツやジャケットの袖から
チラッと見えたら渋いです。大人の時計ですね。
耐震装置が付いていない事から1940年代くらいでしょうか?
初期:Cal.12-120かと思います。
80年も前の時計とは思えないほど綺麗なムーブメントですね。
裏蓋にはしっかりとRef.96の刻印が記されています。
画像にあるのが、オリジナルのウラオサエです。今回はこの部品を
作製しました。また、機会があれば部品作製している動画なんかも
撮影したいと思います。
いつかはパテックっと思っていてもなかなか入手できないですよね~
6月のブログでもご紹介させていただきました、セイコーのGSと
このパテックフィリップの2本を修理させていただきました。
これからも、大切にお使いいただければ幸いです。
ヴィンテージのパテックで部品入手が出来なくて修理を諦めていた方も
一度、当店にお気軽にお問い合わせください。
長野県佐久市 H様 有難うございました。